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月桃ゆれて 花咲けば
夏のたよりは 南風
緑は萌える うりずんの
■ふるさとの夏 |
4 |
海はまぶしい キャンの岬に
寄せくる波は 変わらねど
変わるはてない 浮世の情け
■ふるさとの夏 |
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2 |
月桃白い花のかんざし
村のはずれの石垣に
手に取る人も 今はいない
■ふるさとの夏
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5 |
六月二十三日待たず
月桃の花 散りました
長い長い 煙たなびく
■ふるさとの夏
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3 |
摩文仁の丘の 祈りの歌に
夏の真昼は 青い空
誓いの言葉 今も新たな
■ふるさとの夏
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6 |
香れよ香れ 月桃の花
永久(とわ)に咲く身の 花心
変わらぬ命 変わらぬ心
■ふるさとの夏
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