1 |
われは湖の子 さすらいの
旅にしあれば しみじみと
■昇る狭霧や さざなみの
■滋賀の都よ いざさらば
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4 |
瑠璃の花園 珊瑚の宮
古い伝えの 竹生島
■仏の御手に 抱かれて
■眠れ乙女子やすらけく
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2 |
松は緑に 砂白き
雄松が里の 乙女子は
■赤い椿の 森陰に
■儚い恋に泣くとかや
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5 |
矢の根は深く 埋もれて
夏草しげき 堀のあと
■古城にひとり 佇めば
■比良も伊吹も 夢のごと
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3 |
波のまにまに 漂えば
赤い泊火 懐かしみ
■行方定めぬ 波枕
■今日は今津か 長浜か |
6 |
西国十番 長命寺
汚れの現世 遠く去りて
■黄金の波に いざ漕がん
■語れ我が友 熱き心 |