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作詞
作曲 |
西条 八十
服部 良一 |
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1 |
若くあかるい 歌声に 雪崩は消える 花も咲く
青い山脈 雪割桜(ゆきわりざくら)
■空のはて 今日もわれらの 夢を呼ぶ |
……… 間奏1 ……… |
2 |
古い上衣(うわぎ)よ さようなら さみしい夢よ さようなら
青い山脈 バラ色雲へ
■あこがれの 旅の乙女に 鳥も啼く
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……… 間奏2 ……… |
3 |
雨にぬれてる 焼けあとの 名も無い花も ふり仰ぐ
青い山脈 かがやく嶺の
■なつかしさ 見れば涙が またにじむ |
……… 間奏3 ……… |
4 |
父も夢見た 母も見た 旅路のはての その涯の
青い山脈 みどりの谷へ
■旅をゆく 若いわれらに 鐘が鳴る
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新おけら歌集(05/08/02) / 楽譜:ビーさん(06/09) |
■日本国憲法施行後すぐ1949年の映画「青い山脈」主題歌。日本のうたこえ祭典in奈良「なつかしのうたごえ"(高齢者)演奏曲。
映画は東北のある街で、若者達が、封建的体質に凝り固まった古強者達の壁を越えて、青春を謳歌する物語(今井正監督・井手俊郎脚本)で、原作の石坂洋次郎(作家1900〜86)は「地方の高等女学校に起こった新旧思想の対立を主題にして、これからの日本国民が築き上げていかねばならない民主的な生活の在り方を描いてみようと思った」と綴っている。
戦時中、軍歌は1曲も作らなかった作曲者、服部良一(作曲家1907〜93)は当時、「東京ブギウギ」のヒットで東北へ出向く余裕がなく、大阪から京都へ同かう電車から仰ぐ摂津の山々が青い山脈のイメージとなり、電車のリズムに心地よく乗って創作したという。 |
うた新「歌の小箱」62(07/05/21) |
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