胸のただなか(Eb)
+女聲唱歌(明治42)+

作曲
訳詞
F・ジルヘル
近藤 朔風

あはれ侘びし 喇叭の音
あはれ悲し わがとも
死期の歩調(あゆみ)力なく
淋しき野路(のみち)ひかれゆく
■あゝ わが胸さかるゝ

輝ける 朝日かげ
臨終(いまは)に たゞ瞥見(ひとめ)
ああ儚(はかな)し わがともの
今は眼(まなこ)も 塞がれぬ
■あゝゆけよ 天國(みそら)

ふたりなき わがとも
撃てよとは 恨めしや
奏樂(がぐ)はひゞき 兵士は
(つゝ)をとりてぞ 居並びぬ
■指揮待つ間の くるしさ
ならぶ兵士(つはもの) 九人
はやはなつ 弾丸(たま)(や)
撃つ手ひるみ 徒(あだ)に飛び
只わが弾丸(たま) 當りぬ
■あゝ 胸のたゞなか


歌詞:14/05/29/midi:14/06-16/01/28/14/おけらの唱歌
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