賤のをだまき(Dm)
中等音楽教科書4(北村)/明治41年

作詞
作曲
作者不詳
ヴェント


春を残さぬ 鎌倉山 わか葉しげし
やまほとゝぎす 血に叫べど
聴く人も無きか かなしのわが身や
 「吉野山 みねの白雪 ふみわけて
  入りにし人の あとぞ戀しき」
■立ち舞ふ 袖の上に 涙ぞちる
■あな あはれ あな あはれ

鼓うつゝか 夢の世かや はかなき世や
揚げし譽は あだとなりて
さすらふ人の 身をこそ忍ぶれ
 「しづやしづ 賤のをだまき 繰り返し
  むかしを今に なすよしもがな
■歌へど 音(ね)にはなけど 聴く人もなし
■あな あはれ あな あはれ


歌詞:11/05/30/midi:11/10/14/おけらの唱歌