日本軍艦(G)
唱歌教科書3(明治35)

作詞
作曲
作者不詳


(おほい)なること 山の如き
鋼鉄(こうてつ)の 軍艦(いくさぶね)
あまつさへ 忠勇無二の
つはもの載せたる 軍艦(いくさぶね)
  ■世界をまたと あるべしや

動かざること 城の如き
鋼鉄(こうてつ)の 軍艦(いくさぶね)
あまつさへ 天神地祇の
艫舳を護れる 軍艦(いくさぶね)
  ■世界をまたと あるべしや

そも昔より 譽(ほまれ)高き
わが國の 人々よ
いざやいざ 祖先に受けし
たふとく穢れぬ 勇名を
  ■世界に挙げで あるべしや


歌詞:11/03/20/midi:11/04/04/おけらの唱歌
■演奏注意■
●凡て主重々しく壮大に歌ふべし
●第二段の第二小節及び第三段の末節に於ける附點四分音符と八分音符とは、再附點四分音符と十六分音符なるが如き意を以て力強く唱うべし
●第三段の第二小節と第四小節とに於ける第三音符と第四音符との間を吸息の爲に、後くるゝ事なき様、注意を要す。
●第四段第一小節の附點二分音符を必ず其価値だけ延長する様、注意すべし。
●スフォーザンドー(>)に注意せよ。
●最強記號(ff)始めて用ゐらる。
●・あまっさへの「まっ」は促聲に唱うべし。