乳牛(G)
唱歌教科書2(明治35)

作詞
作曲
作者不詳


朝露のこる小草
(つの)にわけつつ
(はな)びはなびて こゝちよげ
  ■何をあさる
●嚔びる:くしゃみをだが、ここでは鼻でうなる意
あとより 尾ふり尾ふり
母を追ひくる
我が子見返り うれしげにも
  ■あゆむさまよ

今朝 わが飲みし乳も
それと思へば
わきてなつかし 心なげに
  ■遊ぶ牛も

●同名異曲: 小学唱歌4(明治25) 唱歌教科書(明治35)

歌詞:11/05/24/midi:12/01/23/おけらの唱歌
■演奏注意■
●豫習曲として第一學年に出でる「一月の遊び」を復習すべし。
●此の曲の最初の半小節は三拍半より初まれり、歌ひ出しに注意すべし。
●曲中、「あさつゆ」と「のこる」の間に自らなる切た目あり。