山小舎の灯【Eb】
+ 1951(昭26) +

詞曲 米山 正夫


たそがれの灯は ほのかに点りて
懐かしき山小舎は ふもとの小径よ
想い出の窓に寄り 君をしのべば
  ■風は過ぎし日の 歌をばささやくよ

暮れ行くは白馬か 穂高はあかねよ
樺の木のほの白き 影も薄れ行く
寂しさに君呼べど わが声空しく
  ■はるか谷間より こだまは帰り来る

山小舎の灯は 今宵も点りて
一人聞くせせらぎも 静かにふけゆく
憧れは若き日の 夢をのせて
  ■夕べ星のごと み空に群れとぶよ


新おけら歌集(07/11/07-12/31) / 楽譜:ビーさん(07/12-08/04)